たまに渋谷が嫌いという人に出会う事がある。
その理由を聞いてみると、「人が多い」「うるさい」「臭い」など、スクランブル交差点やセンター街を中心としたその周辺ばかりを見ている様な気がしてならない。
だが、渋谷の会社に5年(転職も含め)勤めている私からすると決してそんな事はないのだ。
例えば、宮益坂をの辺りや明治通りを広尾方面に行った辺り、また代々木公園付近や神泉や国道246号線を代官山側に超えたエリアなど、スタイリッシュな静寂に満ち洗練されたエリアがいくらでもあるのだ。
そんなエリアにはセンター街などの喧騒をまるで感じさせないゆったりした時空が存在する。
確かに渋谷ほどのターミナルタウンになれば人の数も多いので、ギスギス感や街が汚れるのは当然の事だし、とてもよく分かる。
だが、渋谷を嫌いだと言う人にこう問いたい。
「渋谷の穴場を見つける事を放棄してはいないか?」と…
街のチェーン店の居酒屋の販売促進スタッフに促されるままに店を選んでいないだろうか。
フリーペーパーやインターネットの口コミだけで安易にお店を決めてはいないだろうか。
その身をもって、勇気をもって、人のいない方へ進んでいく事を諦めてはいないだろうか。
嫌いな人や場所にも必ずひとつは良い所がある。
そして、その部分を手掛かりに広げていけばいい。
渋谷が嫌いと言い切る前に、好きになれる部分を努力して見つけて欲しいと願わずにはいられないのだ。